このNakamichi BX-125Eの症状は、カセットテープが回らないというものです。キャプスタン用の平型ベルトとリール用のアイドラータイヤのゴムが劣化していました。早速、注文して交換しました。でも、巻き戻しや再生時のトルクが不足してよく動きません。そこで、リール用のモーターも修理をしました、接点をきれいにして、カセット無しで早送り状態で一晩、慣らしました。かなり良くなりましたが、まだ、トルクが足りません。そして、プレースピード調整用の半固定抵抗VR601を掃除して、右方向に少し回してみました。これで、十分なトルクが出るようになりました。カセット無状態で、モータ端子電圧は、再生時3.0V、巻き戻し時5.0V、早送り時-5.1Vでした。この調整で再生時の回転数が心配でしたが、オシロスコープでは認識できませんでした。計測器ではないので良しとしました。