2020年7月29日水曜日

Tivoli Audio MODEL ONEの修理。

 いらなくなったので、ということで貰ったものです。
 症状は、ザワザワ ガリガリ ザワザワという音がスピーカから出ていることです。ボリュームには、関係ありません。内部で、TDA7266のINPUT(4ピン)をオシロスコープで観測したところ、ヘッドホンの有無に関係なくノイズが観られました。
 D15:ZenerDiode5.1Vを交換し、ついでに、並列に10uF35Vのコンデンサを付けたところ、ガリガリは無くなりました。 ただ、ザワザワは、小さいですがゴーという音に変わりました。そこで、インターネットで調べると、初段のアンプの利得を下げて、背景雑音を解決している例が多く観られました。そこで、R37と R41 を150Kから47KOHMに変更して利得を下げました。これにより、気にならない程度には無くなりました。元々、どの程度のノイズレベルなのか気になるところです。この程度の背景雑音では、200euro位する製品として成り立たないのではと思います。気になる感じの修理終了です。





 

2020年7月27日月曜日

NAD C521iの修理。

 CDメカ部が、上がりきらないために、CDを読まない故障です。ベルトを交換して、機構部を清掃しましたが、直りませんでした。既に修理が試まれていてグリスがついていたり、プーリがいじられていました。モータは、問題ないようでした。これらの機構部品は入手できないので、違う方法で解決しました。CDメカ部の下に、スプリングを付けて、持ち上げやすくしてあげました。見た目は良くありませんが、良い方法だと思います。どうして設計者はこのような機構を付けなかったのかな、と思います。




Loewe A20 DVB-T の修理。

 液晶テレビです。メイン電源スイッチを入れると、正面の起動ボタンの一部のLEDが赤色になり、起動ボタンを押すと、オレンジ色になった後、緑になり起動したようになります。でも、画面は、真っ暗のままです。
 電源基板内の故障です。トランス1次側の、発振IC103のVccがありません。スイッチ回路にある、トランジスタの不良でした。また、整流用の電解コンデンサも不良でした。
-Q103,Q104=DTC114YKA(DTC114YS)
-C105=100uF450V.
元のトランジスタ(DTC114YKA)は,小さいSMDですが、手に入らなかったので、SC-72型パッケージのDTC114YSを使いました。
 修理完了で動作しています。


2020年7月3日金曜日

Behringer XENYX X1622USBの修理。

 Behringer XENYX X1622USBの電源が入らないという故障です。
電源ユニットSMPSU22を開けてみると、IC2(TOP245YN)が外見上も壊れていました。ヒューズ以外、周辺の部品は大丈夫のようです。早速、同じ部品を注文して、交換したのですが、トランスの2次側には5分の一位の電圧が出ているだけです。発振はしているけど、電圧が上がらないのです。もう一度、一つずつ部品をたしかめてみました。すると、TVS Diode D2 (P6KE200A)が93OHMの抵抗になっていました。同じ部品に交換して。正常な電圧が出て、修理完了でした。