2021年10月5日火曜日

カセットテープデッキ KENWOOD KX-55の修理。

 カセットテープデッキの修理です。症状は、テープが全く走行しないというものです。機構部のゴムベルトが傷んでいました。インターネットをつかって入手し、交換してテープは走行しました。しかし、両チャンネルから、ガリガリという雑音が聞こえます。再生動作になると、雑音レベルはレベルメータ一杯に振れていました。回路図を手に入れられない状態でしたので苦労しましたが、ドルビーIC(HA11226)入り口にある、MPXフィルタが原因であることがわかりました。容量計で測ってみると、フィルタを構成しているコンデンサが傷んでいるようです。元の容量がわからないのでフィルタを直せてはいません。このフィルタの、入出力を短絡すると雑音は消えます。今どき、MPXフィルタを使って、カセットテープでFMラジオ放送を録音することはないと考えてこれで修理完了ということにします。




 

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