2025年7月9日水曜日

YAMAHA MSR-400 の修理

 このMSR‐400は、出力リレーのコイルが切れかかっていたり、高音アンプ出力のDCオフセ ットがDC4.0Vという症状です。

    このアンプの終段は基本のAB級増幅回路に、EEEngineという高能率回路を採用しています。このため、解析を進めるために増幅回路とEEEngineのスイッチ回路を切り離して、どちらの問題なのかを調べます。そこで、Q221/223/222/224, D212/214/211/213を外します。すると、HF-A=6.7V、HF-B=-6.7V、HF-1=6.7V、HF-2=-6.7Vであり、スイッチ回路は正常動作しているようです。この際、各電圧値はコンデンサの電荷を零にするまで落ち着いていません。

    結局、DCオフセット異常の原因は高音増幅部の入力回路にあるトランジスタℚ204の異常が原因でした。

このアンプは、高能率であり、良い音質であるものでした。





2025年3月19日水曜日

一瞬映るけどすぐ消えてしまう液晶モニターFujitsu Siemens SCENICVIEW P19-3の修理

  一瞬映るけどすぐ消えてしまうという、古い液晶モニターの修理です。バックライトには四本のCCFLが使われています。CCFLへの出力をテスタのACレンジで測ると、一本だけ高い電圧が示されます。この際、CCFLコントローラ(OZ9938)の保護機能を停止(3番ピンを接地します。)して電圧を観測しました。本来ならば、CCFLの交換なのですが、すでに入手困難ですし、LEDの時代なので、この方向で行こうと思いますが、その前にいらない壊れた古いラップトップPCのモニタ(CCFL を一本使っている。)から一本CCFLを流用することとしました。少し短いCCFLですが、実用には問題ありません。モニタのCCFLを観察すると、どのCCFLも両端が黒くなっています。問題のCCFLは端の黒い部分で割れていました。


 この写真は、ラップトップPCから取り出したCCFLを繋いで、保護機能を入れて、光ることを確認してるものです。
    動作を確認して、モニターを組み立てて試運転しています。他の三本のCCFLもそのうちに壊れるでしょうがそれまでは使っていきます。次はLEDに交換ですね。




























2025年1月22日水曜日

Harman Kardon SB30 の修理。

 Harman Kardon SB30は、ウーハのSB30 SUB/230と中高音のSB30 CNTRLからなります。接続は、1.2GHzでの無線によります。症状は、 ウーハのSB30 SUB/230と繋がらないという事です。

受信側か送信側かを切り分けないと進みません。そこで、手持ちのAD8317を使った電界測定器を使ってみました。その結果、電波が出ていないことが解りました。SB30 CNTRLを開け、送信基板を診断しました。電源、信号は正常でした。気になったのは、部品を固定する溶剤が乾いて部品にこびりついていることでした。そこで丁寧に全てはがしてみると、電波が送信されウーハのSB30 SUB/230と繋がりました。HF帯用に作ったAD8317を使った電界測定器があってよかったということでした。