Marshall JCM900 4100の修理。
100W真空管式ギターアンプ Marshall JCM900 model4100です。症状は、時々ガサガサという雑音と共に音量が減ってくると言うことです。持ち主が持参したギターを接続して2時間くらい中音量で引いていたら症状が再現されました。団地なので大音量で長時間試すことは出来ません。電子ピアノを外部音源として接続しても症状は再現していました。翌日、故障箇所を特定するため、外部音源を 接続して試しましたが、10日間症状が再現しませんでした。マットやクッションで吸音しながら、毎日8時間位中音量でテレビやラジオを聴いてました。ダミーロードを作ってもいいのですが、今回は見送ります。やっと症状が再現された瞬間、コネクタやボリュームを試したところ、EFFECTの入出力ジャックの接触が原因ということがわかりました。持ち主が修理見積もりを了解したので部品を発注しました。 EFFECT用のジャックはステレオタイプでした。他のジャックはモノタイプです。オリジナルの
GENUINE JACK CLIFF UK STEREO SWITCHED 1/4" 6.35mm PC MOUNT PLASTIC
という部品をインターネットで注文。3日で届きました。早速、部品交換して正常動作を確認しました。さらに10日間のテストは必要でないと判断して修理完了です。
このアンプは、修理された痕があります。両端の出力真空管2本が交換されています。他の2本とは真空管です。ペアの交換ということで、両端の2本を同じ真空管としてあります。スピーカボックスには16オームのスピーカが2本付けてあります。二本のケーブルでアンプとスピーカボックスを繋いでいました。また、出力インピーダンススイッチは8オームに設定されていました。インピーダンス的には正解です。ただ、一本のケーブルをスピーカボックスのMONO入力につないでも同様に正解です。ケーブルも太いし、30cmくらいの長さなので損失は無視できるので、1本の方が好きでが、、。
100Hz位の整流時の音が常に同じ音量で発生していました。アンプの出力切り替えをHIGHにしたら我慢できるレベルに下がりました。真空管のせいかも知れません。持ち主は気にしていないので、今回はHIGHにしておくだけにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿