2021年3月12日金曜日

SONY EV-C3E 8mm VCRの修理。

  このSONY EV-C3Eという8㎜VCRの症状は、カセットを入れると、ローディングした後、ガリガリという音がして、再生、巻戻し、早送りしません。既に修理を試みられています。


 分解して、機構部を取出し観察します。”Coaster (Right) Block Assy”という部分で、ピンがゆるくて、うまくかみ合っていませんでした。これにより、入り口側のCoasterBlockが最後まで到達していませんでした。




 元々どの様に固定されているのかがはっきりしませんが、エポキシ接着剤で固定しました。

 これにより、正常にローディングが行われ、再生などの動作が始まりました。でも、時々音らしきものや、白黒で雑音だらけの映像が出るだけです。TV側から見ると、信号が来ていないようです。
 さらに、よく観察すると、“Arm Block Assy, Pinch”が曲がっていて、テープをしっかり押さえていませんでした。

部品をとりだして、真っ直ぐにして組み直しました。

 機構的な動作は、良くなりましたが、映像はあまり変わりません。オシロスコープでRF信号を見ると、S/N、振幅が良くありません。
 “Head Amp/Fling Erase”基板を取り出してみると、メタルキャップの電解コンデンサが使われていて、液漏れを起こしていました。
 すべての電解コンデンサを交換して、プリントパターンや汚染された部品をきれいにしました。これにより、映像や音声が安定して出てきました。テープパスを、サービスマニュアル手順通りに調整しました。もちろん、ねじを少し緩めて調整して、そのあと締め直しました。狭くてドライバが入らなかったので、ドライバ先を曲げてみました。

 すべての動作を正常にするようになりました。画質が悪いのはテープの劣化だと思います。新しいテープがないので確かめられません。調整は、お客様の1992年録画テープで行いました。
    1990年製造の8㎜VCR、良くできています。
 


2021年1月27日水曜日

Tivoli Audio MODEL ONEの修理。

  Tivoli Audio MODEL ONEでラジオ受信しているときに、同調ダイアルを回すとガサガサという音がするという症状です。かなり一般的な故障でのようです。

 同調ダイアルを最小最大まで5分くらいぐるぐる回してみると解決します。簡単な方法ですが直りました。さて、どの位、持続するでしょうか。。
 翌日には、元に戻ってしまいました。でも、同調ダイアルを回すと一時的に直る(バリコン内部の接触不良)、信号があるところでガサガサする(スケルチが効いていなければ信号に関係なく、どの部分でもガサガサする)、ということからバリコン内部の軸受部分での接触不良でしょう。
 早速、分解してみました。

 軸の軸受接触部分を見ると、黒くなっていました。200ohm位の抵抗値がありました。

 細かい紙やすりで磨いてみました。
 反対側は大丈夫でした。

 組み立て直し試したところ、ガサガサは無くなりました。
    3日経ちましたが、症状は出ていません。直ったようです。




                                                                                                                                                                          

YAMAHA XT600E 3TB のマフラー修理。

  愛車YAMAHA XT600E 3TB の排気音が大きくて(91dBA)車検を通せませんでした。2か月以内に解決しないといけません。中古で購入したこのバイクには、LeoVince X3が装着されていました。純正品はありませんでした。初めから、音が大きいとは感じていたし、車検の度におまけしてもらっていました。今回は、おまけはなかったのです。


1...最初に、金たわしをマフラー出口から詰め込んでみました。甲高い音は消えていい感じです。でも、少しアクセルを開けると、金たわしが飛び出してしまうので工夫が必要です。一時的なら有効でしょう。

 金たわしは、その場しのぎです。きちんとした処置をしたいので試行を続けました。

2...次の試みは、DB Killerと言われているマフラー出口の管の穴埋めをしてみましたが、効果なしでした。


3...内部のグラスファイバーの交換をしてみました。電動ドリルを使って、リベットを外しました。最初に、リベットの中に残っている金属ピンを同じくらいの太さのドライバーで中にたたきこみました。こうしないと、ドリルでうまく外れませんでした。




 終段部から中を見てみました。純正品に比べれば、直管に近い構造ですね。


 グラスファイバーは、この様でした。カーボンで黒くはなっていますが、焦げ固まっている程ではありませんでした。でも一か所、穴が開いていました。


 アマゾンで買った、50cm x 50cmのバイクマフラ―用グラスファイバーを耐熱テープで束ねました。




 筒に収めました。


 リベットを打って、完成です。


 さて、結果ですが、、あまり変わりませんでした。苦労した割には、報われませんでした。

4...マフラーの入り口に、管の断面積を減らすための金属板を入れてみました。Leo Vinceは付属品として同封していたようですが、僕は受け継いでいないし、インターネットでも探せませんでした。そこで、2㎜のアルミ板で作ってみました。穴は、違う型のLeo Vinceのものを参考にしました。寸法は手に入らなかったので、見た目で作りました。ピッタリに作らないと、きちんとはまってくれません。


 結果は上々です。甲高い音は消えました。これならば大丈夫という感じで、再度、車検に挑戦。無事に車検を通りました。なんと、10dBAも下がりました。

 メーカーが付属品として入れているし、うまくできたので、普段入れていても大丈夫でしょう。近所迷惑を気にしなくてもよさそうです。普通に乗っている分には、出力の違いは判りません。キャブレータとエンジンの間に吸気量を少なくするための金属板をいれることは、出力を下げて中型免許でも乗れるようにするために行われていることです。音も小さくなると思います。今回の方法と、出力、音についての比較をしてみたいものです。ただ、今回のほうが、簡単に着脱できます。






2020年7月29日水曜日

Tivoli Audio MODEL ONEの修理。

 いらなくなったので、ということで貰ったものです。
 症状は、ザワザワ ガリガリ ザワザワという音がスピーカから出ていることです。ボリュームには、関係ありません。内部で、TDA7266のINPUT(4ピン)をオシロスコープで観測したところ、ヘッドホンの有無に関係なくノイズが観られました。
 D15:ZenerDiode5.1Vを交換し、ついでに、並列に10uF35Vのコンデンサを付けたところ、ガリガリは無くなりました。 ただ、ザワザワは、小さいですがゴーという音に変わりました。そこで、インターネットで調べると、初段のアンプの利得を下げて、背景雑音を解決している例が多く観られました。そこで、R37と R41 を150Kから47KOHMに変更して利得を下げました。これにより、気にならない程度には無くなりました。元々、どの程度のノイズレベルなのか気になるところです。この程度の背景雑音では、200euro位する製品として成り立たないのではと思います。気になる感じの修理終了です。





 

2020年7月27日月曜日

NAD C521iの修理。

 CDメカ部が、上がりきらないために、CDを読まない故障です。ベルトを交換して、機構部を清掃しましたが、直りませんでした。既に修理が試まれていてグリスがついていたり、プーリがいじられていました。モータは、問題ないようでした。これらの機構部品は入手できないので、違う方法で解決しました。CDメカ部の下に、スプリングを付けて、持ち上げやすくしてあげました。見た目は良くありませんが、良い方法だと思います。どうして設計者はこのような機構を付けなかったのかな、と思います。




Loewe A20 DVB-T の修理。

 液晶テレビです。メイン電源スイッチを入れると、正面の起動ボタンの一部のLEDが赤色になり、起動ボタンを押すと、オレンジ色になった後、緑になり起動したようになります。でも、画面は、真っ暗のままです。
 電源基板内の故障です。トランス1次側の、発振IC103のVccがありません。スイッチ回路にある、トランジスタの不良でした。また、整流用の電解コンデンサも不良でした。
-Q103,Q104=DTC114YKA(DTC114YS)
-C105=100uF450V.
元のトランジスタ(DTC114YKA)は,小さいSMDですが、手に入らなかったので、SC-72型パッケージのDTC114YSを使いました。
 修理完了で動作しています。


2020年7月3日金曜日

Behringer XENYX X1622USBの修理。

 Behringer XENYX X1622USBの電源が入らないという故障です。
電源ユニットSMPSU22を開けてみると、IC2(TOP245YN)が外見上も壊れていました。ヒューズ以外、周辺の部品は大丈夫のようです。早速、同じ部品を注文して、交換したのですが、トランスの2次側には5分の一位の電圧が出ているだけです。発振はしているけど、電圧が上がらないのです。もう一度、一つずつ部品をたしかめてみました。すると、TVS Diode D2 (P6KE200A)が93OHMの抵抗になっていました。同じ部品に交換して。正常な電圧が出て、修理完了でした。